令和4年9月の習志野市議会では様々なテーマが議論された。特に、市長の政治姿勢や旧統一教会との関わりについての質問が多く寄せられた。一部議員は、宮本市長が旧統一教会やその関連団体との接点がなかったと述べたことに対し、その真意を問うた。また、防犯カメラ設置についても、町会や自治会の要望に応える形で支援を続けるとの意向が示された。これに対し、中山恭順議員は、防犯対策の必要性を強調した。
一方、図書館行政については、指定管理者制度導入後の状況が論じられた。教育長の答弁によると、習志野市全体での図書館の貸出数は前年と比較して増加傾向にあるが、貸出しなしの蔵書が21万冊にも上ることに対しては強い関心が寄せられた。議員の一人は、「本が眠っている状態は問題である」とし、改善策を求めた。
さらに、インボイス制度の導入に関する影響についても電話があった。市長は、個人事業者に与える影響を考慮し、周知を続ける方針を示した。これに対し、経済界からは事務負担の心配の声が上がっている。
市民まつり「習志野きらっと2022」の開催については、感染防止対策を徹底しながら無事に実施される意向が示された。市長は「市民の交流及び連帯感を築くことがこの祭りの意義」と述べた。さらに、公園の維持管理に関しては、地域活性化を図るため、市内の225か所に及ぶ公園が適切に管理されていることが報告された。
また、難病患者への助成制度についても言及され、千葉県の医療費助成と共に市独自の支援が行われる方針が説明された。特に、難病指定に含まれない疾病への支援について全国的な動向を注視しつつ、検討が進められることが期待される。
新清掃工場の建設計画についても、環境アセスメントが重要であるとされ、計画段階からの着実な取り組みが求められている。
次の議題として、袖ケ浦団地の再生事業や鷺沼地区区画整理事業に関しても進捗状況や今後の展開が報告され、地域の活性化が期待される。
全体として、習志野市議会での議論は市民生活に直結する課題が広がる中で進行しており、今後もこれらの議題に対する取り組みが注目される。