令和元年9月12日、習志野市議会は定例会を開催し、主要なテーマとして未就学児の交通安全対策やオスプレイの木更津駐屯地への暫定配備、旧市役所跡地の活用について議論した。
最初に発言した入沢俊行市議は、未就学児の交通安全対策について提起した。彼は大津市で発生した園児の交通事故に触れ、このような悲劇を防ぐために、適切な対策が問われていると強調した。入沢市議は、習志野市として保育園周辺のキッズゾーンを設ける検討を行うべきだと要求した。
また、入沢市議はオスプレイの木更津駐屯地への暫定配備についても言及した。彼は、オスプレイ訓練が習志野市上空で実施されることになる可能性が高いとし、さらなる騒音や事故の危険が増すことに懸念を示した。地域住民の安全を優先し、申し入れをしっかりと行うべきだとの意見が集約された。
旧市役所跡地の活用についての問いは、多くの市民からの関心を集めた。市長は旧庁舎の解体工事が計画されている中で、その後の土地活用については明確なビジョンが求められると答えたが、具体的な計画までは提示されなかった。市民からの期待が高まる中、今後の動きが注目される。
清掃業務や菊田公民館の機能停止についても討議された。地域の古い公民館に関して、閉鎖が決定された場合の影響や地域住民の意見が聞かれるべきだとの意見も多かった。清掃業務については、業務に関わる人間と地域との結びつきの強化についても触れられたが、具体的措置は有用として見送られた。
議会の後半では、平川博文市議が選挙関連の発言で議場を賑わせ、開票疎外や不正開票の疑念について言及した。この話題は以前から繰り返し議論されているテーマであり、選挙の透明性と公平性の確保が求められた。
更に、市長の姿勢に対する批判や、地域問題に対する不満が際立つ結果となった。市長は交通の便を向上させるための工事が進行中であると述べた一方で、市営地の売却・貸与の方針について市民理解を得ていると周知を促した。
今後の習志野市は、これらの議論を経て、その政策や施策をさらに進めることが期待されている。市民の意見を汲み取り、透明性ある施策改善が肝心であると言える。