令和4年6月24日、習志野市議会は第2回定例会を開催し、様々な議案と提案が審議された。
特に「議案第23号令和4年度習志野市一般会計補正予算（第2号）」が重要なトピックとして浮上した。この議案は、8億3,615万6,000円を追加し、予算総額を644億3,157万1,000円とするものである。市民、特に介護サービス事業者支援や障害福祉サービス事業者支援に焦点を当てた内容が期待されている。
会議では、過去に提出された請願や陳情の審議も行われ、「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」については議論が続いた。多くの議員は、特に中小企業や個人事業主に与える影響を懸念し、制度の導入には慎重になるべきだとの意見が多かった。これに対して賛成意見も存在したが、結局、請願は不採択となる結果となった。
また、四市複合事務組合議会の議員選挙では、宮城壮一議員が指名され当選が告知された。これにより、地域の代表として新たな意見や提案が期待される。
さらには、多くの発議案も審議され、「学校給食費無償化を千葉県に求める意見書」に関して、議員たちの間で意見が交わされた。物価高騰に伴う生活負担を軽減するため、この取り組みの必要性が再確認された。
市長の宮本泰介氏は、定例会を締めくくる発言において、教育や保育の質の向上についても言及した。特に、保育所の私立化や教職員の充実を図ることが大切だと強調し、今後の取り組みの必要性を訴えた。議会全体として、習志野市がどのように市民のニーズに応えていくか、さらなる議論を重ねていく必要がある。