令和2年9月24日、習志野市議会の定例会が開かれ、各議員から新型コロナウイルス感染症や地域の課題に関する質問が相次いだ。
まず、藤崎ちさこ議員が放課後児童会の運営について取り上げた。「新型コロナウイルスの影響で、多くの家庭がリモートワークを導入している。そんな中で、放課後児童会はどのように運営されているのか」と質問。市長の宮本泰介氏は、運営状況について詳しく説明した。特に6月以減少した登室率であり、5月が10%、6月55%、7月67%と回復傾向にあることを強調した。
次に、議員は高齢者が地域で安心して暮らせるための取り組みについて質問。「新型コロナウイルスの影響で、高齢者ふれあい元気事業が中止された影響はどうなっているのか」と述べた。市長は、高齢者の健康維持と福祉増進のための施策を強調し、自宅でできる運動や健康づくりを提案した。また、健康福祉部長の菅原優氏は動画配信やDVDの配布の取り組みを紹介した。
防災対策についても多くの議論がなされ、布施孝一議員が避難所運営について質問した。今年の台風シーズンを前に、災害時における避難所の収容人数を確保するため、「包括的な方針が必要である」と強調した。米山危機管理監は、感染症対策として避難所レイアウトの見直しや、各ホテルの協力を得た受け入れ準備について説明した。
また、教育行政について議論され、スクールロイヤーの活用が求められた。教育長の小熊隆氏は、その目的や効果について詳しく説明した。教育現場で起こる問題に法的な側面からアドバイスする存在として、さらなる活用の必要性が強調された。
総じて、本日の議会では、各議員が地域の直面する問題や新型コロナウイルスの影響に関し、具体的な提案や要求を行った。市執行部は引き続き市民の生活を支えるための施策を推進する必要があると改めて示された。