令和3年3月17日、習志野市議会は第1回定例会を開会し、議員たちは様々なアジェンダに対し熱心な質疑を行った。
特に「放課後児童会について」の質疑が目立つ。
藤崎ちさこ議員は、新型コロナウイルス感染症の影響で児童会の保育が厳しい状況にある点を指摘し、支援員・補助職員の処遇改善を求めた。市長宮本泰介氏は、児童会の運営を維持しつつ感染防止策を講じていると述べ、今後も充実した保育への努力を示した。
また、藤崎議員はコロナ禍がもたらす市民生活の困窮についても質問。労働力調査によると、非正規雇用者に大きな影響が出ていることを指摘し、「市民生活への影響」や「市の支援」について具体的な答弁を引き出した。
「袖ケ浦団地一部建て替え計画と習志野市の支援について」も大きなテーマとなった。議員は高齢化が進む団地の実情を示し、市とUR都市機構の協力関係を求めた。
議会の中で特に重要視されたのが、壇上に立った相原和幸議員の質問。福祉施策、新型コロナウイルス対策、教育および経済施策に対して具体的な対応を求め、市長は自主性と自立を促す支援の必要性を強調した。
特に市の経済支援策は、地域経済の活性化に向けたプレミアム付商品券や飲食店への支援が含まれており、議員たちはさらなる柔軟な施策を検討すべきだと指摘した。関根洋幸議員も積極的に質問し、都市計画道路の進捗状況について市の対応を明確化させた。
また、清水大輔議員は避難所の運営や防災倉庫の確認について言及。特に学校の施設状況や備蓄品の使用期限、動物救護活動にも焦点を当て、より多くの参加者が必要だと訴えた。
最後に、議会は現在の防波堤の点検を行い対応策を提言することについて、迅速な実施を決定した。市側は議員たちの意見を受け止め、さらなる住み続けられる町づくりを目指す意向を示した。