習志野市議会は令和6年3月21日に第1回定例会を開催した。
本会議では、一般会計予算や国民健康保険特別会計予算、介護保険特別会計予算についての審議が行われ、賛成多数で可決された。
特に注目されたのは国民健康保険に関連する議案で、今年度は6%の増が見込まれている。これは、医療費や介護費の増加が影響している。この値上げにより、生活に苦しむ市民が増加するのではないかとの意見も出ていた。特に、高齢者の生活が圧迫されることが懸念されている。
議案第10号の習志野市手数料条例の一部改正についても変更が行われ、その内容が説明された。この条例改正は市民生活に直結するため、慎重な意見が交わされた。
さらに、副市長の選任についての議案も可決された。新たに副市長となった遠藤良宣氏は、過去においても多くの部署で活躍しており、その手腕が期待されている。ただ、一部の議員からは、下水道課での不正問題や事件が影響を及ぼす可能性について懸念が表明された。
また、終了間際には市長からも挨拶があり、行政の透明性や日々の信頼構築に対する意気込みが語られた。しかし、一部議員は、現状の市政運営に対し不満を抱き、批判の声も上がった。これは、市民の負担を軽くするための施策が十分でないと感じられていることに起因しているようだ。
今後、習志野市では、この予算に基づいて各事業を進めていくが、財源確保や市民負担の軽減に向けてさらなる取り組みが求められる見込みだ。議員たちは引き続き市民とのつながりを大切にし、対話を重視していくことを強調した。