令和6年2月15日、習志野市議会第1回定例会が開催され、議会の会期が決定された。
会期は本日から3月21日までの36日間とすることが承認された。議長の佐々木秀一氏がこの点について報告し、議員全員の異議なしで決議された。
初めに、故木村孝浩議員の逝去について、議長が報告した。木村議員は、経済誌の記者から政治の世界に転身し、市議会議員として25年間にわたり市民のために尽力された。その功績を讃え、議会は追悼の意を表した。議長は嘆きの弔辞を述べ、谷岡隆議員が代表して感謝の意を表し、再び会議の場においてもこれまでの業績を評価する言葉で響いた。
その後、市長の宮本泰介氏は、令和6年度の予算案として22件の議案を提示。特に、新型コロナウイルスの影響を受けた市民支援策を強調し、全体の予算規模は780億7000万円であり、前年度比10.6%の増加を見込んでいると述べた。
具体的には、子ども支援事業の拡充や教育環境の整備を計画しており、特に学校施設の長寿命化や子育て支援センターの設置が挙げられた。また、国の財政についても触れ、地方交付税を受けたことで安定した財源確保が可能になっているとの見解を示した。
さらに、令和6年度の予算に対する具体的な配分計画が説明され、特に減少する県からの支援にどう対処するかが焦点となる。これに対し、地方特例交付金などを活用し、安定した財源確保を図る姿勢を見せた。
最後に、議会は休会の件を議題とし、調査のための期間を設けることが提案され、これも異議なしで承認された。次回は2月26日に本会議を再開することが確認され、会議は散会となった。