令和5年の習志野市議会定例会では、少子化対策や動物飼育支援に関する重要な議題が扱われた。
まず、保育所保育料の軽減について議論された。
保育料の無償化が進む現在、教育負担の軽減に向けた新たな施策の必要性が指摘された。特に、未就学児が3人以上の世帯への支援策拡充が求められており、保護者の経済的負担が懸念される中で、具体的な取り組みを期待されている。
次に、一時保育の予約システムについても問題が浮上した。現行の電話予約方式では、キャンセル待ちが多く、予約が取りにくいという声が上がっている。これに対し、習志野市ではLINEなどのICTを活用した新たな予約システムを検討中で、早急な改善が求められている。
また、動物飼育支援の議題では、狂犬病予防注射の実施状況が報告された。新型コロナウイルスの影響で接種率が低下した過去3年間ですが、今後の対策として、接種率向上を図る施策が必要である。
災害時における動物の避難と救護については、犬や猫に対する救護体制が明確にされ、災害時に安心して動物と避難できるための取り組みが進められている。さらに、動物を飼う高齢者への支援強化も必要であり、他市の先進的な取組が参考にされるだろう。
最後に、都市計画道路の議論では、都市計画道路3・3・3号藤崎茜浜線の開通後の交通状況やバスルートの可能性、自転車通行帯の設置についても言及された。交通量の増加が予想される中で、地域住民の意見を反映した交通対策が必要であるとの一致が見られた。
これらの議論を通じて、習志野市は経済的支援の拡充や地域のペット飼育支援、さらには交通政策の見直しの重要性を再確認し、未来志向で進むべき方向性を見極める必要があることが強調された。