習志野市議会第4回定例会が令和4年12月6日、習志野市議会で開催された。
市長の宮本泰介氏は、会議冒頭で市政の現状などについて報告を行った。その後、央重則議員が市長に対して行政運営や人事問題を含む質問を行った。特に人事評価制度に関する質疑では、納得感がないことによる職員のやる気の低下を懸念する発言があった。宮本市長は、正確かつ公平な評価が行われるよう努めていると強調し、これは組織の効率化につながるものであると述べた。
さらに、央議員は「ごみの山から宝を探す」というテーマで、溶融炉の残渣や建て替えに関する質問を行った。市長は、溶融メタルの売却による資源化の取り組みについて説明した。現時点では、処理方法の決定に向けて慎重に議論を進めているとした。
次に焦点となったのは、藤崎こども園の建設と藤崎小学校のプール廃止に関する問題であった。市長は、地域の保育需要に基づいて設計を進めているとし、計画通り進めていく意向を示した。しかし、荒木和幸議員は市政の在り方や新型コロナ感染症への対策などについて市長に深く問いかけ、具体的な行動を求めた。
また、土地活用についても重要な議題として取り上げられた。特にあづまこども会館の跡地の有効活用について、国有地との一体的な売却の可能性に触れ、適切な配分がされるべきとした。
最後に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民に対する施策について、今後も柔軟に対応していく必要性があると各議員が一致した。特に早期に適切な情報を提供することで市民に安心感を与えることが求められていると述べた。会議は質疑と意見交換が行われ、終始活発な議論が展開された。