令和2年12月16日に行われた習志野市議会の定例会では、様々な重要な議題が取り上げられた。特に藤崎ちさこ議員から挙げられた「放課後児童会と放課後子供教室について」の質問が注目を集めた。
藤崎議員は、放課後児童会の待機児童数が全国で最も多い1万8,783人に上る現状について指摘した。この問題は新型コロナウイルスの影響もあり、特に共働きやひとり親世帯にとっては緊急課題として取り上げられるべきであると強調した。市長の宮本泰介氏は、待機児童解消には今年12月1日時点での解消策が整えられたことを述べ、引き続き整備を進めていく意向を示した。これには、民間委託を進める方針も含まれる。
次に、藤崎議員は公民館の指定管理者制度に関して質問を行い、特にプラッツ習志野における運用状況について触れた。公共施設再生計画による運営について、市側は適正管理と市民利用のフィードバックを強化する方針を明言した。藤崎議員の指摘通り、利用者アンケートによって課題があれば早急に改善に努める必要があると認識されている。
さらに、鷺沼西跨線橋工事に関する問題も議論された。工事によって通学路が制限されていることから、通学路の安全確保が求められる中、市は通学用のバス運行を開始したと報告があった。これはおよそ232人の児童を対象とするもので、利用状況についても議論され、安全確認の重要性を一層強調する意見が出た。
また、教育行政に関する質疑もなされ、特に君たちのキャリアデザインや特別支援教育の専門性について議会内で意見が交わされた。教育長は、特に特別支援教育の講習について充実を図っていると述べ、研修内容の改良に向けた研究を進めるとした。
これらの議論を踏まえ、今後の課題として放課後子供教室の設置が挙げられ、特に民間活力や地域社会との連携が重要視されることが確認された。公民館運営と同様に、市民との関わりを強めつつ、より効果的な支援策を講じる必要があるとされる。