令和3年3月25日、習志野市で行われた定例市議会において、複数の議員が市の重要な問題について質疑を行った。特に目立ったのは、平川博文議員による市長・市議会議員選挙の開票結果に対する重大な疑念についての発言である。平川議員は、開票作業がルール違反であったとの指摘を受け、改善を求める必要性を繰り返し主張した。さらに、過去に不正開票選挙に関与した公務員に対する処分が行われていないことに対しても厳しく打ち出した。
平川議員は続けて、令和2年に完成したJR津田沼駅前のタワーマンションの用地売却についても言及した。この売却契約が身内の利益を優先するものではないかとの疑念が生じた。売却金額が71億円から56億円に減額されている点が問題視され、この手法が適正であるのかを議会で問いただされた。
また、エアコン設置に関する緊急工事についても言及。市立幼稚園・小中学校へのエアコン設置は22億3,994万円に上るが、特定の議員が関与した業者との利権関係が疑われ、透明性の確保が求められている。平川議員は、議員利権についての懸念を表明し、この問題に市がどのように対処するのかを問いかけた。
宮城壮一議員からは、生活保護申請や暴力団対策、道路の安全対策、さらには市役所の駐車場の課題についても質問が上がった。特に、生活保護制度の運用における問題や、新たな取り組みについての市の姿勢が問われた。市内では依然として困窮者が多い中、適切な支援が行われているのかが議論の焦点となった。