令和元年12月29日、習志野市議会において開催された第4回定例会では、複数の重要議案が審議された。この中でも特に注目を集めたのが、議案第76号から第94号までの一連の議案である。
議案第76号から94号にわたる議案では、特に自転車の放置防止に関する条例や市有地の売却に関する議案について質疑が行われた。議員らは、条例改正の必要性や財産の売却について厳しい見解を示し、受益者負担の考え方や公平性について多くの意見を交わした。また、売却金額や手続きの透明性も焦点となり、特に議案第88号では芝園2丁目の市有地が52億円で売却されることが決定され、その背景には周囲の物流網の整備状況があると説明された。
一方、議案第89号と第90号に関しては、都市計画道路の認定と指定管理者の指定についての質疑が続いた。特に、道路認定に際しての私権制限に関する懸念が示され、地権者や住民への周知徹底が重要であることが再確認された。議員たちは、具体的な説明を求める姿勢を崩さず、市民に対する公正な情報提供の必要性を訴えた。
また、谷津干潟観察センターなどの指定管理者の指定に関連して、環境教育や専門的人材の必要性が強調された。市側は、今後も全体の環境管理に対する支援を行う意向を示し、市民が利用しやすい環境を確保することの重要性を理解していると述べた。このように、多くの議員が共同で意見を交わし、市民の利益を第一に考える意見を上げた。この定例会は、市民の関心が高く、各議員からの切実な発言が続いた。