令和元年12月5日に開催された習志野市議会の定例会で、幼児教育・保育無償化の実施状況や次期子ども・子育て支援事業計画が討議された。特に、真船和子市議が無償化実施後の実績について質問を行い、市長の宮本泰介氏は、無償化の開始に伴って市も財政的負担が発生したとし、課題への対策を講じる必要性を強調した。また、次期計画においては保育所の待機児童対策や放課後児童会の支援の充実を図る方針を示した。
さらに、地域課題や台風による被害についても質疑が交わされた。荒原ちえみ議員は、台風被害による崖崩れや農業被害に対する市の補助の必要性を訴え、地域住民が安心して生活できる環境づくりを求めた。市長は、被害に遭った農業従事者の支援について国や県と連携して対策を講じる考えを示した。
また、児童虐待や認知症対策についても議論が行われ、特に荒原議員がサポーター養成や見守り体制強化の重要性を指摘した。市は、地域との連携を強化し、高齢者の生活を支える取り組みを推進する意向を示した。
最後に、オスプレイの配備について質問があり、市長は市民の安全を第一に考える必要があるとの認識を示した。今回の議論を通じ、習志野市は、多様な政策に対する市民の要望に応える姿勢を示す機会となった。