習志野市議会の令和5年3月定例会が開催され、重要な議題が議論された。この中で、特に大久保第二保育所と菊田第二保育所の民営化が注目を集めた。今後、市は社会福祉法人青葉学園と共同で、新たな保育施設を整備する予定だ。
議案に対する質疑では、議員から「なぜ民営化を進めるのか」という問いかけがあった。小平こども部長は、「待機児童対策や多様な保育ニーズへの対応として民間の力を活用する」と述べ、理由を説明した。
また、議案第18号と第19号での貸付面積についても質問が寄せられた。旧学校給食センター用地は、周辺施設との調和を図るために広めに設定されているとし、「地域交流スペース等の設置を考慮している」との回答があった。
さらに、田久保明夫氏が経営する社会福祉法人習志野に対して、市が支出する運営費助成が15億円以上に上るという問題についても議論がなされた。田久保氏の年齢や、今後の運営体制に関する質問が続き、部長は「法人としての対応であり,年齢は考慮しない」との立場を示した。
その一方で、議員からは「こうした大規模な資金援助や土地貸付について、適正なチェックが必要ではないか」という意見が出た。市としての対応についても、十分な説明が求められている。
この会議録からは、市政の透明性や公平性に対する懸念が強く表れており、今後どのような方向性を持つかが注目される。市長や部局からは、これらの課題に対する具体的な対応が期待される。