令和3年3月19日、習志野市議会が開かれ、多くの重要な課題が討論の対象となった。
特に焦点が当たったのは、新型コロナウイルスの影響に関する対応である。飯生喜正議員は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのワクチン接種の広報活動と実施体制について質問した。飯生議員は、ワクチン接種に関する情報提供がどのように行われるかを重視し、特に高齢者に対する個別通知や接種券の郵送開始日について具体的な回答を求めた。
これに対し、宮本泰介市長は、ワクチン接種が高齢者を優先とし、接種券は4月12日から郵送開始されると述べた。市長は、接種体制についても広報習志野や市のホームページで周知していると回答したが、市民からの市民の意見がどのように反映されるかへの取り組みが不足しているという指摘があった。さらに、実籾5丁目の崖崩れ災害についても、今後の危機管理体制の整備が必要であるとの意見が出た。
また、市角雄幸議員は、新たな湾岸道路についての計画について質問し、交通の円滑化が急務であることを強調した。市長は、この計画が地域活性化につながるものとの見解を示したが、一方で自然環境への影響を懸念する声も上がった。都市インフラと環境保護の両立が今後の課題である。
さらに、放課後子供教室に関する質問が各議員からあり、特に運営方法や選定業者に対する評価について活発な意見が交わされた。答弁では、選定業者の評価ポイントや落選理由が説明されたが、外部の専門家を招くべきとの意見もあり、自主運営の難しさが浮き彫りになった。