令和2年習志野市議会第4回定例会が12月22日に開催され、様々な議題が討議された。特に注目されたのは、一般質問での「NHK受信料」に関する内容である。
宮城 壮一議員は、まず市が保有する放送受信機の契約状況について質問を行った。市長の宮本 泰介氏は、「令和2年11月末現在、放送受信機147台のうち、69台が受信契約を締結し、57台が受信料を支払っている」と報告した。さらに、教育委員会が所管する施設に設置されている放送受信機の契約状況についても触れた。
さらに、ホームページやSNSの運用についても質問が続いた。宮城議員は、ホームページの現状の課題として、スマートフォンへの対応や情報の分かりやすさを指摘し、今後のリニューアルについて意見を述べた。市長は来年9月のリニューアルに向け、ユーザーの利便性向上を約束した。
また、SNSに関する運用について議論された。特にインスタグラムの活用状況、そしてその運用の今後についても質問があり、広報モニターや市役所との連携を強めることが求められた。
続いて、発議案第1号から第3号までが議題とされ、NHK受信料の引き上げや日本学術会議の任命問題に関する意見書が提案された。しかし、いずれも賛成少数で否決される結果に終わった。
このような討議を経て、市が直面する課題と今後の方針が明らかにされ、市長は「市民の健康と福祉に貢献するため、さらなる努力を続けていく」と強調した。議会は、各議題に対する慎重な検討と意見交換の場となり、さらなる発展が期待される。