令和2年3月9日に習志野市議会の定例会が行われ、目立った論点として市長の政治姿勢や資源回収協同組合に関する癒着問題が浮上した。特に、立崎誠一議員は宮本市長と資源回収協同組合の熊倉理事長との関係について厳しい質問を行った。
立崎議員は、市長が熊倉理事長の後援を受けつつ、組合は市の最大の下請業者として年間6億円の契約を結んでいる点を指摘した。また、過去10年間で熊倉理事長と市長が中国旅行を繰り返していたのも問題として取り上げられた。その上で、さらなる質問が続き、市長の答弁に対し、立崎議員は不満を示した。
次に、谷岡隆議員は千葉県国民保護共同実動訓練について質問した。訓練に自衛隊が武装して参加したことに関し、政府や市がこの行動を正当化したが、谷岡議員は、実態として必要な取り組みであったのか疑う姿勢を見せた。この訓練では、警察官と自衛隊が共に行動する状況が遭遇したことで、武器使用の権限が自衛隊には及ばないかもしれないのに、過剰な武装が施されていることに警告を発した。
さらに、放課後子供教室に関しても厳しい意見が寄せられた。谷岡議員が指摘したように、利用者のニーズが高まる中で新設されるこの教室に対し、慎重な検討が求められている。また、放課後児童会との違いについてわかりやすく説明することが、今後の地域の子育て支援において重要であると認識されている。
最後に、NHK受信料に関する議論では、各市でのワンセグ機能つき公用車の取扱いについて、習志野市も受信契約を締結していないことを強調した。今後もNHKから国民を守り、必要な情報を適切に管理するための姿勢が求められる。議会は、習志野市民の日常生活に直接影響を与える施策について活発に議論している。