令和2年9月23日、習志野市では第3回定例市議会が開催された。
新型コロナウイルスの影響が市財政に与える影響が議論された。真船和子市議会議員は、コロナ禍における財政について、地方自治体としての危機的な状況を強調した。特に、一般会計では約200億円の補正予算が計上される見込みで、この影響は長期に及ぶ可能性がある。このため、スピード感を持った政策実行が求められている。
また、持続可能な開発目標(SDGs)を基盤とした環境政策についても発言があった。真船議員は、習志野市が気候非常事態宣言を行うべきと提案し、環境問題の重要性を訴えた。これに対し、宮本泰介市長は、環境基本計画の策定に向けた取り組みを紹介し、市民と連携した施策を推進する意向を示した。
さらに、放課後児童会および放課後子供教室の民間委託の状況が報告された。市議会では、民間による運営が児童にとって安心な環境を提供できるよう、細かな配慮がされていることが確認された。
相原和幸議員の質疑では、谷津干潟の保全事業についての進捗が問われ、これに対して宮本市長は、環境省との連携を深め、干潟の環境保全に取り組んでいることを報告。特に水質の改善が見られ、今後も多様な施策で取り組む意向を示した。