習志野市では令和3年6月25日、定例会が開催され、新型コロナウイルス感染症に伴う支援策や地域の子育て支援体制、さらには清掃行政や環境保全等に関する質疑応答が行われた。
まず、新型コロナウイルス感染症についての質疑があり、真船和子市議は新型コロナワクチン接種の現状と感染拡大の影響に対する支援対策について質問。市長の宮本泰介氏は、接種状況として、6月25日現在、高齢者のワクチン接種を1回目で64.5%、2回目は22.2%完了していると報告。接種の予約が便利になったことも強調し、円滑なワクチン接種を目指す意向を示した。
次に、子育て支援問題について言及があり、特に児童虐待防止に向けた新たな指針と対応強化がなされていることが述べられた。市長は、児童虐待防止のための指針を策定し、市全体での取り組みがなされていることを力説した。
また、公園行政の観点から、遊具の安全性と長寿命化対策に関する進捗状況も報告。市民のニーズに応えるため、遊具の設置についても配慮が必要であると話した。
清掃行政の部分では、相原和幸市議から清掃工場の建て替え計画に関する質問があり、今後の総事業費が300億円以上になる可能性がある中で、経費や財源の確保が大きな課題となることが指摘された。市長は、民間活力の導入を検討していることを強調しつつ、将来を見据えた整備が必要であるとの見解を示した。
最後に、団地再生の計画についても議論が交わされ、特にURとの包括連携協定が今後のまちづくりに寄与することが期待されている。市民にとって安心・安全な生活環境の整備は、市議会の重要なテーマであり、市の取組に注目が集まる。