令和6年の習志野市議会定例会が開催され、様々な問題が討議された。特に注目を集めたのは、菊田第二保育所の後の利活用や、市内の準市道問題である。これについて、地域住民からは防災拠点の設置やコミュニティセンターとしての利用を求める声が上がっている。市は現在、閉所後の具体的な活用方法を検討しており、活用案が具体化次第、住民の意見を伺うと述べた。
次に、準市道に関する問題が取り上げられた。一部の住民からは、経年劣化による陥没などの問題が指摘されており、私道であることから市は対応に苦慮している。市は、重要な道路については所有者に管理をお願いするが、公共性を重視し、市としては状況を見守る必要性があると説明した。
医療用ウイッグ助成金に関しては、隣市において導入されている制度を参考にし、習志野市でも令和6年度から実施することを決定。助成金額については、ウイッグに対して3万円を上限に設定され、患者の経済的負担を軽減する方針が示された。同様の施策は、助成金を通じて地域福祉の向上を目的としている。
また、下水道工事の不正事件についても焦点が当たった。この問題では、内部通報により不正が発覚したとされ、迅速な是正措置が必要とされている。市は、従業員の通報または報告がしやすい環境作りが重要であるとし、潜在的なリスクを早期に発見できる体制をさらに強化することを目指す。
最後に、藤崎図書館の復活問題が取り上げられ、その重要性が再認識された。図書館は地域文化の発展に寄与する重要な施設であり、今後の運営方針によっては地域住民へのサービス向上に寄与できると期待されている。行政は、今後も市民との対話を重視し、透明性のある運営を心掛ける意向を示した。