令和4年6月8日に開催された第2回習志野市議会定例会では、さまざまな重要課題が議論されました。
議員からの質問の中で特に目立ったのは、JR津田沼駅北口の一時利用駐輪場についての今後の方針や、クラウドファンディングの活用状況、そしてヤングケアラー支援に関する実態調査の進捗状況です。
質問に立った佐野正人議員は、特に津田沼駅北口の駐輪場について、貸し出しや管理運営の見直しを求める意見を述べました。市長の宮本泰介氏は、「新たな対応方法について研究・検討を進めている」と強調し、地域の商業施設や鉄道事業者との協議を進めていることを示唆しました。また、クラウドファンディングについては、「文化ホールの再建設に伴い、資金確保の手段として検討している」と報告しました。
続いて、ヤングケアラーへの支援についても質問がありました。市長は、「教育、福祉、介護の関係機関からの情報をもとに支援を進めている」とし、千葉県での調査に基づいた具体的な支援策の実施を約束しました。さらに、危険なバス停の解消についても議論され、市が優先対策を講じていることが確認されました。
他にも、通学路の安全対策や受動喫煙の防止、市の環境美化推進についても質問がなされ、各施策の進捗状況について市の見解が示されました。特に、環境美化については、「ポイ捨て行為への過料制度導入が検討されている」との発言があり、今後の施策が期待されるところです。
この定例会では、全体的に市民生活に直結する重要な問題が多く取り上げられ、理念を具現化するための具体的な行動が求められる場面が多く見受けられました。議員たちは、引き続き市民の声を代弁し、習志野市の発展に寄与できるよう努めていく所存です。