令和元年6月3日、湯沢市議会の定例会が開催された。
この日は議会日程に基づき、報告及び議案に対する質疑が行われた。
出席議員は17名で、定足数を満たした状況での開会となった。
まず、議長の佐藤功平氏が会議を開くと、福祉保健部長の佐藤恒雄氏が発言の訂正を行った。彼は先日の提案理由説明で、平成元年度と述べた部分を修正し、正しく令和元年度とすべきだとお詫びした。
質疑に移り、報告第8号から報告第10号までの3件が一括で議題にされた。この報告は繰越明許費に関するものであったが、質疑は行われなかったとして終了した。
次に議案件、教育委員会委員の任命の同意が求められたが、こちらも質疑はなしで終了。
議案第52号、湯沢市森林環境譲与税基金条例の制定についての質疑では、高橋達君から基金の規模についての質問が上がった。産業振興部の沼倉誠氏は、年間2300万円程度を予定していると回答。事業内容についても言及したが、高橋課長は基金の将来的な総額については見込みが立てられないと述べた。
続いて、議案第53号における消費税率改定に伴う条例整備について質疑が行われた。沓澤正雄君は施設の利用料の改定について質問し、産業振興部長の沼倉氏が、500円以上の料金は消費税率のアップ分を転嫁したとの回答を行った。
これに対し、沓澤君は更なる金額見直しを提案したが、不明瞭な答弁に終止した。
その後も、議案第54号から第68号までの一括議題に関する質疑が続いたが、活発な質疑は見受けられなかった。議事を経て、請願と陳情の付託が決定され、散会が宣言された。市政に対する一般質問は翌日午前10時から行われる予定である。