令和2年第3回湯沢市議会定例会が開催された。
会議は2020年9月1日に行われ、17名の議員が出席した。議題には、報告や議案に対する質疑が含まれており、議事はスムーズに進行した。
報告第5号から第8号までの質疑に関しては、議員から特に意見がなく、すぐに質疑を終えた。これには、令和元年度の一般会計継続費精算報告や下水道特別会計の精算報告、財政健全化判断比率に関する内容が含まれている。
議案の中から、第106号から第113号までの補正予算案件も一括で審査された。質疑は行われず、これもまた迅速に終了した。議長の柏原久寿君が進行し、議案第101号の人権擁護委員候補者の推薦についても質疑がないことを確認した。
特に注目されたのは、補正予算の観光復興緊急対策事業と図書館パワーアップ事業である。これらはコロナ禍の影響を受けた市の経済活性化と市民サービスの向上を狙ったもので、産業振興部長の沼倉誠君や教育部長の佐藤司君がその概要について説明した。
産業振興部長の沼倉誠君は、観光復興に向けた施策として地域への広報活動を強化し、さらなる集客を目指す考えを示した。補正予算に計上された500万円は、広告キャンペーンのために使用される見込みだ。
また、教育部長の佐藤司君は、コロナ禍で図書館の利用が増えている状況に対応するため、貸出し用図書の充実を図る旨を述べた。市民のニーズに応じて、新たに777冊の図書を購入する予定であり、地域の図書館へ分配されるという。
この日の会議の中で、景気回復に向けた具体的な施策が複数提案され、議会の協力が強調された。市民生活部長の瀬川十志紀君は、ワークライフバランスの推進や地域活性化を挙げ、効率的な行政サービスの提供を約束した。議会は、次回の会議で市政に関する一般質問を行う予定である。