令和元年第3回湯沢市議会定例会の第3日が開かれ、重要な議題が続々と取り上げられた。
出席した市議会議員は17名で、議長の佐藤功平氏が進行を務めた。議題には質疑が行われ、各種議案が提出されたが、特に注目されたのは「補正予算」と「広域市町村圏組合に関する議案」である。
補正予算に関しては、産業振興部の沼倉誠部長が詳細を説明した。旧湯沢商工高校跡地における地質調査業務が新たに起案された。これは、将来的な工業用地としての利用が見込まれている。
高橋大輔議員が工業団地の維持管理費について質問し、「どのような計画があるのか」と問いかけたのに対し、沼倉部長は「基礎調査を行い、その結果をもとに進出の話がある際には、造成の予算が必要になる」と説明した。
また、補正予算書に盛り込まれた地域雪対策支援事業についても議論された。協働事業推進課の阿部透課長は、「雪対策を行う団体へ助成を行う制度に改正した」と述べた。
加藤昭嗣議員から「新たに事業を行う団体への働きかけはどうか」との質問があった。阿部課長は、「県南NPOセンターと連携し、ネットワーク会議を立ち上げている」と述べ、組織の拡大に向けた取り組みを説明した。
さらに、イノシシ捕獲支援事業についても触れられた。これに関しては、多くの意見が寄せられているが、ハンター育成や関連施設の設置が重要な課題とされている。沼倉部長は「ハンターの高齢化などが進む中で、養成の必要性を認識している」と答えた。
報告・議案に対する質疑では、各報告に異議はなく、全て無事に承認された。議長は「次回は市政に対する一般質問を行う」と告知し、議会は散会となった。