令和3年6月16日、湯沢市議会の定例会が開催され、一般質問が行われた。この中で、議員たちは市の政策について活発に質問し、市長や部長らが回答した。
特に、佐藤功平氏は新市長としての未来像や政策について質問した。佐藤一夫市長は、「希望を持てる湯沢を創ります」、「元気な湯沢を発信します」と強調し、地域の声を大切にしたまちづくりを進める意向を示した。
また、空き家等対策事業に関しても言及があり、空き家バンク事業や改修助成金が紹介された。市は、空き家の解体状況を数年にわたって記録し、それに基づく具体的な対策を講じていることを説明した。空き家の実態調査結果や改修後の活用事例も報告された。
さらに、湯沢駅周辺複合施設についても質問があり、民間活力の導入や地域の活性化に向けた具体的な進展が期待される。市長は、民間事業者との対話を重ね、地域住民に親しんでもらえる施設づくりを目指したいと語った。具体的には、調査を通じて民間企業からの提案を受け入れ、事業に活かしていく方針を示した。
一方、大山豪氏はデジタル化に関する質問を行い、新設されたデジタル・情報推進室の役割やオープンデータ化の現状について市長に問いかけた。市長は、デジタル推進による市民サービスの向上を目指すと述べ、オープンデータの公開状況やその利用促進策についても触れた。また、証明書のコンビニ交付事業についても言及し、利用実績の向上を図る考えを示した。
経済対策としては生活応援商品券事業についても話題に上がり、利用率が98.1%に達したことが紹介された。市民生活の支援がなされつつある。さらに、キャッシュレス決済の推進に向けた取り組みも強調され、特定の決済事業者に絞って進めている理由についても説明された。
最後に、陳情の取り下げについて議論が行われた。陳情第60号の歴史資料館建設に関する件は、陳情者からの取下げ願いが認められた。
本日は、各議員から多岐にわたる質問があり、市の施策について深い議論が展開された。次回の本会議は、6月24日午前10時から行われる予定である。