令和3年12月17日、湯沢市議会の第4回定例会が行われた。
この日は、議案や請願に対する討論と採決が主な議題となった。議会では、議案第91号に関して総務財政常任委員会からの報告があり、全会一致で可決された。特に、教育民生常任委員長の報告によると、議案第96号の給食費の値上げについては、コロナ禍による子育て世帯の支援が重要であるとの意見が出された。これに対し、福祉灯油購入費助成についても、広く周知される必要があるという意見が強調された。
続いて、陳情第2号については採択に至らず、不採択とされた一方で、陳情第3号は全会一致で採択され、精神保健福祉の改善を求める意見書案の提出が決定された。これは新型コロナウイルスにより、精神的な負担が増している現状に対する対応策として、実効性のある法整備の必要性があることが理由とされた。
さらに、追加議案の審議も行われ、議案第112号の令和3年度一般会計補正予算が提案された。総務部長である松田和人氏は説明の中で、子育て世帯支援の一環として4億7,230万円の補正を行うことに触れ、議会より全会一致で可決された。これは、新型コロナウイルスへの対応を含め、福祉支援の充実を図るためのものであり、急速な対応が求められている現在、重要な施策となる。
最後に、精神保健福祉の改善に向けた意見書案が提出され、その内容には医療提供体制の見直しや、地域での継続的支援の体制が含まれていた。議会は、このような取り組みに賛同し、意見書案は原案通り決定した。
これにより、湯沢市議会の令和3年第4回定例会は、重要な議題を無事に終了し、閉会を迎えることとなった。