令和3年11月9日に湯沢市議会の臨時会が開かれた。議会議員選挙に続く重要な会議であった。
議事は、まず仮議席の指定から始まり、その後、議長選挙が行われた。議長の職を志願した「渡部正明議員」は、所信表明で市民の声に応える議会を目指すことを強調した。彼は、コロナ禍による地域経済の厳しさや人口減少の問題に取り組む必要があると述べた。
議長選挙では、出席議員全員が参加し、渡部正明議員が17票を得て当選した。当選後、彼は議会と市長が一体となり、湯沢市を元気にするために取り組む意気込みを述べた。その後、沓澤正雄議員が副議長に選任された。彼もまた、議会改革や情報公開の重要性を訴えた。
続けて、常任委員の選任、議会運営委員の選任が行われ、市の議会機能の強化が図られることが期待される。
更に、湯沢雄勝広域市町村圏組合議会議員及び秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員の選任も行われ、地元の代表者が選ばれた。特に、地域との連携強化が求められる中、議員たちの意識は高まっている。
会議の最後には、報告事項として、調査委託による損害賠償の報告が上程された。事故処理に関する市費用の負担や過失割合についての説明が行われ、質疑応答が続いた。市民との信頼関係を築くために、透明性のある議会運営が求められていることが強調された。
議長と副議長の選任をはじめ、議会の運営体制を整えつつ、湯沢市の未来を共に構築する姿勢が見て取れた。