令和3年8月5日、湯沢市議会は臨時会を開会し、様々な重要議題について議論が行われた。
この日は、会期が1日限りと決定され、議会運営委員長である高橋榮氏が各議題についての報告を行った。
報告事項には、2件の専決処分の報告が含まれ、松田和人総務部長が事故による損害賠償について詳細を説明した。具体的には、公用車運転中に発生した事故で、賠償金が合計で59万9,474円に達するとのこと。
また、議案の上程に際し、議案第68号「湯沢市手数料条例の一部改正」や、議案第69号「令和3年湯沢市一般会計補正予算(第5号)」が提案された。特に、議案第69号では新型コロナ対策のため、歳入・歳出予算をそれぞれ約6億9千万円増加させる内容であり、これにより全体予算が約288億円に達する見込みである。
質疑の場では、議員からプレミアム付商品券の販売についての意見が提出された。高橋達氏はこの商品券事業について、全市民に購入権を与える点を評価しながらも、販売の前倒しを要望した。これに対し、沼倉誠産業振興部長は早期の販売準備を進める考えを示した。
また、商品券の利用に関する質問もあり、沼倉氏は商品の使い勝手や、売れ残りの場合の二次販売についても言及した。適切な商品券の設計と販売戦略が求められている。
結局、全ての議題が円滑に進行し、議案の審議を経て、議案第68号および第69号は全会一致で可決された。
最後に、柏原久寿議長は議会の終了を宣言し、午前11時24分に閉会した。この度の臨時会では、湯沢市民の生活支援を目的とした様々な施策が整備されることとなった。