令和3年12月2日に湯沢市議会の定例会が開催された。
この日は、報告・議案に対する質疑や議案の付託、請願・陳情の付託が議題に上がった。
議長の渡部正明氏は、出席した18名の議員のいずれも定足数に達していることを確認した。続いて、報告第19号について質疑を受け付けたが、特に異論は見られなかった。
続いて、議案第91号、湯沢市部等設置条例の一部改正についての質疑に対応した。加藤昭嗣議員は、ふるさと納税に関する所管替えの理由について質問した。これに対し、市長の佐藤一夫氏は、企画課に移ることによって、よりまちづくりに特化した対応ができるとの見解を示した。
さらに、ふるさと納税の現状についても触れ、既に寄附金が5億円を超えているが、今後は地域産品を活かしたプロモーションなどでより多くの寄附を集める方針を明らかにした。市長は、団体や関係機関との連携を重視し進めていく意向を示した。
質疑の中で、高橋達議員は、「市全体の人員配置について市長はどのように考えているか」と質問した。佐藤市長は、マンパワーの重要性を認識しつつも、改革を進める必要があるとの意見を述べた。
また議案付託では、議案第91号から第111号までの18件が所管の常任委員会に付託されることが決定された。続いて、請願・陳情の付託も行われ、全ての関連文書は所管の常任委員会で旬な審査が求められる。
次回は、12月6日に市政に対する一般質問が予定されており、議会の活動が進む中、引き続き地域の声を反映させることが期待される。