令和2年11月12日、湯沢市議会は臨時会を開き、重要な議案と報告事項が審議された。
出席議員17名が確認され、議長の柏原久寿氏が開会を宣言した。
議題には、専決処分の報告や複数の議案が上程されており、会期はこの日限りと決定された。
まず、専決処分についての報告が行われた。総務部長の松田和人氏は、「公用車の事故に伴う損害賠償として、10万7,940円の決定を報告する」と述べ、事故の詳細を説明した。
その後、議案が上程された。議案第121号は湯沢市水道事業会計補正予算に関するもので、建設部長の小南充氏が提案理由を説明した。
内容としては水道事業収益の増額や職員給与費の補正が含まれており、議員からの質疑は無かった。
議案第122号に関連して、特殊勤務手当の新設に関する条例の一部改正が提案された。
質疑の中で、議員の高橋達氏は附則の扱いについて質問し、「特殊勤務手当に関する条例を新たに制定すべきではないか」と意見した。これに対し、総務部長は「現状では臨時的な処置として附則を設けた」と説明した。
さらには、議案第124号が上程され、予算の補正に関する詳細が説明された。特に、地酒等購入支援補助金についての質疑では、「この施策の周知が不十分である」といった指摘もあった。
産業振興部長の沼倉誠氏は、周知活動の重要性を認識し、「チラシ配布などの方法で周知を図る」と応じた。
最後に、議案は元通り可決され、議長は閉会を宣言した。議会全体を通じて、職員に対する新たな手当の支給や補正予算が重要視され、新型コロナウイルスへの対応策として高い関心が寄せられている。今後の施策にも注目が集まるところだ。
臨時会は全ての議案を無事に通過し、おおむね円滑に運営されたとのことが報告された。