令和4年6月10日、瀬戸市議会では、「一般質問」を中心に多様な議案が審議された。中でも、狭あい道路の解消に関する質問が特に注目された。
この問題に関して、池田信子議員は、狭あい道路が持続可能なまちづくりに与える影響を指摘。特に緊急車両の通行や避難路の確保の重要性を強調した。彼女は、狭あい道路の解消に向けた具体的な対策を行政と住民が連携することを提案した。
今議会では、消防ポンプ自動車の購入や、下水道事業会計の補正予算についても議論が行われた。これに対して、消防部門からは、購入することで消防活動の効率が向上し、地域の安全に寄与するとの説明があった。
さらに、障害者施策に関する質問もあった。議員は、「公立小中学校におけるバリアフリー化」を急速に進める必要性を訴えた。現在、学校内バリアフリー化が進められているが、さらなる取り組みが求められる。特に既存の学校施設に対する対策も重要であるとの指摘があった。
また、新しいプラスチック資源循環法の導入に関連した質問もあり、環境への対応が重要視されている。この法律の施行に伴い、分別収集の体制の整備や意識の向上が求められていることが確認された。特に自治体としての責任が強調され、それに対する具体的な取り組みが期待されている。
最後の議論では、災害対策についても触れられた。特に南海トラフ地震に関連して、地盤の強化や備蓄水の確保が必要である点が強調。一時的な避難場所としての確保も考慮され、各避難所の安全性が重要な議題となった。特に、地域高齢者と要配慮者への配慮が求められている。
市長や教育部長からは、これらの問題に対して引き続き関心を持ち、必要な施策を進める方針が示された。議会の様々な質問を通して、地域の安全や福祉、環境問題の重要性が再認識される結果となった。