令和5年9月定例会では、自治会・町内会の持続可能性、子育て支援、オオサンショウウオの環境保護、健康づくり、就学援助制度など、様々な重要なテーマが議論された。特に、自治会は高齢化やデジタル化による塊の弱体化が進んでおり、市は対策を模索していると述べる声が多い。三宅聡議員は自治会の現状や問題点として加入率の減少を指摘。現在、平成18年度84％から令和5年度には69％に減少している現状が報告された。市としては、加盟促進を目的としたチラシや手引書を配布しているが、効果の測定が求められた。
次に黒柳知世議員は保育園環境の充実について、保育料の階層区分が他市より厳しいとして、経済的支援を求める発言があった。特に0歳から2歳までの保育料は高額で、近隣市と比較し、全国的に検討する必要があると強調され、無償化の導入も課題に挙げられる。議論に対して市からの見解が求められた。
次に、西本潤議員はオオサンショウウオの保護状況について質問した。特に生態系の影響を与えるチュウゴクオオサンショウオとの交雑についての危険性を指摘し、今後の対策が期待される。一方、冨田宗一議員は口腔の健康づくりに関する取り組みを主に議論し、特に妊産婦や高齢者へのアプローチが重要であると強調している。
最後に長江秀幸議員が熱中症対策をテーマに、様々な支援や啓発方法を求める発言があり、特に地域の高齢者に向けた支援策の強化が求められた。本市としても、熱中症の予防策に注力し、夏の高温対策に向けた取り組みが進められている。
以上のように、今後の課題として自治会の活性化、子育て支援の強化、環境保護の重要性、健康づくり、熱中症対策の継続的な推進が確認された。この定例会を経て、各テーマに関する具体的な対策が実施されることが期待されている。