令和5年5月12日に行われた瀬戸市議会第1回臨時会では、議長及び副議長の選挙が行われ、柴田利勝議員が新議長に当選した。また、副議長には朝井賢次議員が選ばれた。
臨時会は、市長である川本雅之氏の開会の挨拶で始まった。市長は、新議会の始まりにあたり、今後の市政に期待を寄せた。議題には、損害賠償の額の決定や令和5年度の補正予算が含まれている。
議長選挙では、柴田議員が所信表明の中で、地方自治体の役割を強調した。特に、高齢者福祉や議会改革に取り組む意欲を示し、市民と密接に連携する姿勢を表明した。これに対し、浅井寿美議員も立候補し、市民の命と暮らしを守ることを議会の責務とし、注意深い政策運営を求めた。
選挙結果は、議会出席者26名のうち、柴田議員が23票を獲得、一方、浅井議員は3票の支持を得た。これに続き、朝井議員が副議長に選ばれた。
会議は議事日程に従い進行し、仮議席の指定や常任委員および議会運営委員の選任が行われた。また、公立陶生病院、瀬戸旭看護専門学校や尾張東部衛生組合の議員選挙も指名推選で決定された。特に、愛知県議会議員一般選挙の無投票に伴う損害賠償の額234万3,816円の決定も大きな注目を集めた。
市議会は、行政管理部長から令和5年度補正予算(第3号)の説明を受け、幡山東小学校の長寿命化改良事業に関連した継続費の変更が行われる予定であることが明らかになった。市民生活部長は、私道の敷設に関連した事業でも承認を求めている。
会議は行政の透明化と市民との信頼関係の構築を目指して進められており、これからの議会運営に期待が寄せられる。議長選挙によって選ばれた新体制が、今後の課題に対してどのように取り組んでいくかが注目される。