令和3年瀬戸市議会の9月定例会が、8月27日に開会された。
議長の宮薗伸仁氏は、26名の出席議員を前に会議を進行し、新型コロナウイルス感染症について注意喚起を行った。瀬戸市の今後の感染対策として、啓発シールの作成やアマビエの設置が決定した。
市長の伊藤保徳氏は、会期中の議案について条例の新設や改正、工事契約の締結、予算補正、決算の認定等を提案した。特に、子ども医療費助成条例及び心身障害者医療費助成条例の改正が注目されている。
また、南・東庁舎の空調設備更新工事契約について、伊藤市長から契約金額が2億9,238万円であると説明された。さらに、高規格救急自動車の購入に関する議案も提示され、買入額が3,586万円とされている。
市民生活部長の藤井邦彦氏は、手数料徴収条例の一部改正について説明し、行政手続に関する法律の改正に伴うものであると述べた。これには、個人番号カードの再交付手数料の取り扱いに関する改正が含まれている。
補正予算に関しては、令和3年度瀬戸市一般会計補正予算の第7号が提示された。この補正には、太子町での崩落対策やキャリアスクールプロジェクトに関する予算が含まれる。
市道路線の変更や町の区域の設定に関する議案も審議され、今後の都市計画に関連した内容となっている。これらの議案は、議会の承認を経て実施されることが見込まれる。
以上の結果、多くの議案が賛成多数で可決された。市議会は次回の会議を9月1日に予定しており、さらなる審査が行われる。議会は市民の声を反映し、透明な運営を目指す姿勢を再確認した。