令和4年瀬戸市議会の3月定例会が開会された。
市長の伊藤保徳氏が令和4年度予算案を含む議案について説明を行い、今後の進行について重要な方針を示した。
本定例会では、令和4年度予算案を含む全23件の議案が審議予定であり、会期は3月24日までの36日間と決定された。伊藤市長は予算案について、特に「磁祖、加藤民吉翁」の生誕250年を踏まえ、地域振興策や経済活性化の重要性を強調した。
また、市長は、「地域産業の振興や人材の活躍促進」のため、約16億円の予算を計上したと報告。新産業を担う企業誘致や、地産地消の推進に向けた具体的な施策も示された。さらに、「安心して子育てができ、子どもが健やかに育つまち」を実現するために65億円以上を予算計上することも発表された。
伊藤氏は「年齢や性別にかかわらず、働くことに挑戦できる環境作り」の重要性を述べ、ツクリテの支援強化や地域ビジネスへの助成策を進める意向を示した。そして、子どもたちの健やかな成長に向けた施策とともに、地域マネジメントや公共交通の整備についても言及した。
瀬戸市では、地域資源を活用した観光戦略や、秋に開園するジブリパークを通じたシティプロモーションにも積極的に取り組む。また、地域の生活安全向上に向けた施策も挙げ、持続可能なまちづくりを目指す姿勢を示した。
最後に、伊藤市長は市民への協力を求め、本定例会での議案を一つ一つ丁寧に審議していくことの重要性を訴えた。議会は次回の会議が3月2日に再開されることを通知し、期間中の休会に関する決議も行われた。