令和4年6月24日、瀬戸市議会定例会が開かれ、複数の議案が審議された。
これには市税条例の改正や消防ポンプ自動車の買入れを含む重要な項目があった。
第38号議案の市税条例等の一部改正について、総務生活委員会の浅井寿美委員長は、住宅借入金等特別税額控除の適用期限延長が市民にとって利益ではあるが、徴税面からの減収への懸念を示した。市からは、減収分は全額国費で補填されるとの回答があった。
消防ポンプ自動車の買入れに関する第39号議案では、運転に必要な免許が普通自動車免許に変更される点が強調された。これにより、より多くの人員が消防分団に参加できる可能性がある。ダウンサイジングされた新車両は、運用の効率化が期待される。
市道路線の認定に関する第40号議案も全会一致で可決された。赤津歩道橋線の管理権を愛知県から引き継ぐことが提案され、通学路としての役割がなくなった事例について議論がなされた。市は、安全確保のため引き渡しを受けるとの説明があった。
また、令和4年度の一般会計補正予算(第4号)や下水道事業に関する予算案も採決に付され、問題なく承認された。特に一般会計補正予算は、ジブリパーク開園に向けたシティプロモーションにおいて200万円が計上され、効果的な宣伝活動が期待されている。
質疑応答では、各議案に対する意見や懸念が示され、議員は市民への説明責任を重視すべきとの意見を述べた。すべての議案は全会一致で可決され、次に進んだ。
最後に、新型コロナウイルス対策に向けた補正予算や、人権擁護委員の推薦についても審議され、特に問題はなく進行した。市長の伊藤保徳氏は、出席した議員に感謝し、今後も適正な予算執行を尽力すると述べた。
議会は慎重な審議を経て、全議案が原案通り可決され、閉会となった。