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瀬戸市議会、公共施設のバリアフリー化と熱中症対策を議論

令和5年9月定例会で公共施設のバリアフリー化や熱中症対策が主要議題として取り上げられ、議員たちの質問が相次いだ。
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令和5年9月4日、瀬戸市議会において、公共施設のバリアフリー化および熱中症対策が主なテーマとして取り上げられた。

議員の原誠氏は、公共施設におけるバリアフリー化の重要性を強調した。特に、愛知環状鉄道沿線にある中水野駅と瀬戸口駅については、バリアフリー化が遅れている点を指摘し、市の見解を求めた。市の副市長である大森雅之氏は、これら駅のバリアフリー化は必要であると認識していると述べ、鉄道事業者と意見交換を行い、具体的な計画を策定していく意向を示した。

また、中水野駅や瀬戸口駅のバリアフリー化が急務であるとの意見には、市はその重要性を理解し、対話を進めているとされた。原氏は、駅の階段が急であり、高齢者や身体障がい者には利用が難しいとし、市に対策を求めた。「北側の階段のバリアフリー化も早急に検討すべきだ」と述べた。

次に、熱中症対策に関する質問も行われた。原氏は、特に高齢者の熱中症搬送件数増加を問題視し、7月に搬送された人数が41件に上ることから、今後の高齢者向けの見守り活動を強化する必要性を訴えた。これに対し、消防長の勝股淳氏は、高齢者に対する熱中症対策が重要であるとし、今後も見守り活動を進める意向を示した。加えて、経済的理由でエアコン利用を控える高齢者に対する助成を提案した。

池田信子議員からは、緊急自動車の増加が必要であるとの意見が出た。近隣市との連携強化や、自宅前まで入れない狭あい道路への対応策として、軽規格の救急車導入が提言された。消防長は、軽救急車の導入によって、狭あい道路での搬送時間が短縮され、救命率が向上する可能性に言及した。

また、第6次瀬戸市総合計画についても議論が交わされた。今後の財政見通しが検討され、人口減少や高齢化に対応した施策が求められる場面があった。市長の川本雅之氏は、「健全な財政運営を堅持しつつ、地域活性化を図る」との決意を示した。

最後に、受水団体の水道料金に関する質問が行われ、県水料金の値上げに伴う影響について議論された。水道課は令和7年度以降の水道料金値上げを視野に入れており、今後の動向を注視する姿勢を見せた。

議会開催日
議会名令和5年9月瀬戸市議会定例会
議事録
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