令和4年3月10日に行われた瀬戸市議会の会議では、重要な議案が数多く審議された。
特に注目されたのは、瀬戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてである。
この議案に関しては、松原大介議員が中心となり、ごみ処理費用の有料化が提案された背景を詳細に質問した。
松原議員は、有料化の根拠について、これまでのごみ減量施策の実施状況や効果を問うたところ、市民生活部長の藤井邦彦氏は、これまでの施策の効果が薄かったため、有料化に至ったと説明した。
質疑では、市民の反発を避けるため、十分な説明会を行う必要があるとの意見も出た。藤井氏は、有料化に関する意識調査では過半数が実施に賛成しているとしつつ、本市の今後の取り組みについても言及した。
次に、新井亜由美議員より、特別支援学校の問題について質疑が行われ、丁寧な対応を求める意見が出された。本市では、特別支援の保護者の意見を真摯に受け止め、ハードおよびソフト面の問題を解決していくことが重要視されるべきであると強調した。
また、議案の中には、この議会で重要視されている瀬戸焼振興のための条例の制定についても言及された。地域振興部長の涌井康宣氏は、条例の理念に対し全市民が一丸となり取り組むことの重要性を強調し、特に市外住民も含む広範な協力を求める姿勢が示された。
その中で、臼井淳議員の指摘も注目され、市民の義務感や倫理観に基づいた取り組み姿勢を促した。議会はこの条例の内容を十分に議論し、自らの意思でも取り組むような形で市民を動かす施策が求められている。
議事は終了し、次回は3月24日に再開されることが決定した。