令和2年第1回日進市議会定例会が2月28日に開催され、議員による一般質問が行われた。様々な懸念や提案が出された中で、特に新型コロナウイルス対策が議題の中心となり、市民の健康と安全についての議論が深まった。山田太郎市長は、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、日進市として、市民への情報提供や感染予防対策を進める考えを示した。
質問に立った古川ひさお議員は、新型コロナウイルスによる学校休校要請の影響を懸念し、日進市独自の対策を求めた。これに対し、真野健康福祉部長は、日々の情報提供や公共スペースの衛生対策に努めていると述べ、具体的な対応策の実施を約束した。
一方、アフターコロナに向けて県内の教育部長への質問もあり、学校行事の縮小や感染症予防対策についての具体的な施策が求められた。市川教育部長は、卒業式については縮小した形で実施する意向を示し、今後の行事のあり方についても柔軟に対応する姿勢を強調した。
また、南海トラフ地震への備えとして、宇佐美総務部長は、地震発生時の避難所開設準備や防災訓練の強化について言及し、自助と共助の重要性を再認識する重要性を訴えた。
さらに、香久山西部土地区画整理事業では、地元住民への説明会が行われ、地権者との協議が進められていることが報告されている。古川議員は、事業の透明性確保や地域住民の意見反映の重要性を訴えた。
他にも、音楽のまち振興に関する施策では、市民主導の音楽祭開催を通じて地域振興を図るとの意見があり、さらなる施策の具体化が期待されている。