令和3年12月16日に日進市議会が開催され、重要な議案が審議されている。
会議では、令和3年度日進市一般会計補正予算(第9号)が議題となり、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響を考慮したものである。この補正予算は、子育て世帯への臨時特別給付金を年内の12月27日までに支給するために、歳入歳出それぞれ8億5,205万3,000円を増額し、予算総額を295億6,140万4,000円に設定するものである。
市長の近藤裕貴氏は、提案説明の中で「今回の補正は、地方自治法の規定に基づき承認をお願いするもの」と述べ、給付金の具体的な内容について説明した。また、川本賀津三こども未来部長は、給付事業の詳細を詳しく解説し、国家の方針に基づいた支給内容に触れた。
予算決算委員長の渡邊明子氏は、委員会での審査結果を報告し、議案は全員賛成で可決されたことを強調した。特に、冬休み中に子育て世帯が利用できる支援内容が評価され、給付金が早期に届けられる必要性も指摘された。
ごとうみき議員は賛成討論を行い、「一人一人に必要な方にしっかりと行き渡るよう、より丁寧な周知が必要」と訴えた。この意見は、特にDVなど特別な事情を抱える世帯にも配慮する必要があるとの観点から出されたもので、様々なニーズに柔軟に対応することが求められている。
最終的に、議案第89号は原案通り可決され、補正予算に関連する他の議案についても計数整理が必要であることが確認された。これにより、今後の審議で変更後の計数を基に進めることが決定された。議会は12月20日午前9時30分に次回を予定しており、今後の動向が注視される。