令和2年9月29日、日進市議会は定例会を開催し、重要な議案の審議を行った。
今回の会議では、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算を含むいくつかの決算認定が議題に上がり、その内容について活発な討論が展開された。
議案第63号の決算認定については反対・賛成両方の意見が出た。反対した白井えり子議員は、決算に関わる諸問題を指摘し、特にコロナウイルスの影響で事業が中止されたことからの決算の見直しを求めた。财務の健全化を訴え、特に市債の早期返済を希望する声があった。
一方、賛成派の萩野勝議員は、収入の増加や財政指標の改善を強調し、将来的な市税の安定化が望まれていることを示唆した。また、予算決算委員会の報告に基づく賛成論が多く見られた。
また、特に取り上げられたのは令和2年度日進市一般会計補正予算(第5号)の審議であり、多くの議員がこの補正予算に賛成の立場で意見を述べた。教育支援やインフルエンザ予防接種の無料化など、市民福祉に寄与する内容が評価された。大川博議員は、教員の負担軽減に寄与する施策が強調された。
その後、日進市ひとり親家庭等医療費支給条例の改正や、尾三衛生組合規約の変更についても審議され、住民のニーズに応じた施策改善が求められた。特に、尾三衛生の搬入量への口コミ改善によって、負担金の減額を目指す方針が確認されたことが印象的だった。
さらに、議論された意見書案では、特に地方税財源の確保や、全国的なデジタル化進展に関する内容が深く議論され、市民からの意見も反映される形で、個々の地域の実情に合わせた政策が求められた。
最後に、議会は全体として市民へのサービス向上と防災対策強化が期待される中、さらなる取組みを通じて市民参加を促す姿勢を見せた。議長及び市長は、議会の円滑な運営に対する感謝の意を表し、引き続き市民との信頼関係の構築が必要であることを強調した。