令和4年6月10日に行われた日進市議会定例会では、地域住民の生活に直結する重要な議題が多く取り上げられた。
特に橋梁建設に関する話題は、香久山地区の住民からの強い要望がある。市では、今後のスケジュールを展望しながら、令和5年度から6年度にかけての橋梁建設を目指す。都市整備部長の蟹江都市整備部長は、様々な意見を吸い上げる意見交換会を通じ、地域との調整を続けると述べた。地域住民の不安を解消し、通過車両の増加に対する懸念の声が寄せられているが、通学路の安全確保にも力を入れる必要がある。
教育環境の整備に関しても焦点が当たった。教育長の岩田教育長は、不登校の子どもたちへの支援体制強化を強調した。特別支援教育においては、学級支援介助員の増員や、医療的ケアが必要な児童への配慮を進めていく姿勢が示された。さらに、学校現場の改革として、部活動の地域移行を進め、土日の活動を地域の支援で行う方針が述べられた。
投票に関する改善点についても地域からの声が多数寄せられた。若者向けの政治や選挙の情報発信方法として、期日前投票の立会人登録を通じた若年層の参加促進策が進められている。さらに、障害者の投票環境の改善も主要なテーマとなった。特に特例郵便等投票制度の周知徹底が重要であり、今後は広報活動を強化する意向が示された。
全体を通じて、地域住民の多様な声に耳を傾け、生活の質の向上を図るための努力が求められていることを強く実感した。
議会は、様々な課題に迅速に対応してまいります。