令和4年9月の定例会では、日進市の議員たちが国葬についてや温暖化対策の進行状況など、多岐にわたるテーマで活発に議論した。
坂林たくみ議員は、国葬に関する市の立場について質問をした。坂林議員が強調したのは、憲法が保障する内心の自由を考慮した上で、職員に弔意を強制しない方針で対応するとの市の考えである。回答に立った水野副市長は、意見を述べるべき立場にはないが、市として弔意の強制は考えていないと述べた。
また、温暖化対策に関しては、杉田生活安全部長が本市の取り組みを説明した。2050年までのカーボンニュートラルを目指す中で、地球温暖化対策実行計画の策定が進められており、今後、市民を対象にしたアンケートやまた、討議会の開催が予定されている。これにより市民の意見を反映させた実行計画が策定される。
さらに、坂林議員は「くるりんばす」の改正や、その効果を算出する必要性を訴えた。生活安全部長の杉田氏は、利便性の向上を図りながら丁寧に改正作業を進めていると応えた。さらに、資源回収の仕組みについては、地域住民からの要望に耳を傾け、柔軟に対応していく姿勢が求められている。
このように、4つの主要テーマにおいて、日進市議会は地域の課題に真剣に応じる姿勢を示し、今後の運営にも影響を与える。その中で市民の意見を反映させる重要性が再確認され、進捗が見込まれている。