令和元年6月17日、日進市議会では、第2回定例会が開催された。
議会では、特に補正予算と条例改正が重要な議題として取り上げられた。
補正予算では、令和元年度日進市一般会計補正予算が提示され、合計2,456万3,000円の額が計上されている。
この予算は、幼児教育無償化に向けた準備や、保育業務のシステム改修、加えて、生活支援のための給付金に充てられる。
特に、児童扶養手当受給者に対し、1人1万7,500円の特別給付金が支給される。これにより、子育て世代への支援強化が期待される。
市は、幼児教育に関する無償化事業に向け、保育施設の登録や情報の整理を行い、保護者への周知も進めている。
無償化の対象は、市内に住む約3,000人の子どもたちに及び、その中で保育施設に通う幼稚園児も含まれる。
無償化の範囲は、授業料だけでなく、入園料や預かり保育も含まれる。
次に、議案第41号、災害弔慰金の支給に関する条例改正について、負担が軽減される新たな利率が設定されたことが報告された。
具体的には、保証人を立てない場合、利率が3%から1%に軽減される。この改正は全国的に注目されており、他の自治体でも同様の取り組みが見られる。
また、交通安全や地域の防犯対策にも話題が集中した。市内の防犯灯は8,075基設置されており、本年度に80基を新設する計画がある。
さらに、登下校時の安全確保のため、ガードレールの設置や交通安全施設の配置についても検討が進められている。
議案第46号では、市内巡回バスの購入について進捗が共有され、利用者数が多い路線での混雑緩和のため、大型バスの購入が求められている。これは、地域の利便性を追求した結果であり、特に市内の長久手古戦場へ向かう頻度が高いことから判断された。
最後に、指定管理者の選定についても論じられ、市内3ヵ所の公立保育園が指定管理者制度を導入することが報告された。これにより、民間事業者の工夫が生かされ、保育サービスの質が向上することが期待されている。