令和5年9月6日に開催された令和5年第3回日進市議会定例会では、複数の議案が提出され、各議員から活発な質疑が行われました。この議会では、平成4年度日進市一般会計歳入歳出決算や国民健康保険特別会計歳入歳出決算など、重要な決算認定が議題に上がりました。特に、2022年度の国民健康保険の収入が前年よりも増加した点が確認され、当地域の医療費に関連する公的支出の健全性が強調されました。
質疑では、「生活保護扶助料」についても言及され、収入未済額や不納欠損額が例年よりも減少したとして、具体的な数値や理由が説明されました。これに応じ、寄附金の使途に関する質疑も行われ、寄附者の意向を尊重した支援事業が今後考慮されることが示唆されました。
また、生活困窮者自立支援事業の受給者状況や、事業の実施による社会的効果についても質疑があり、具体的には、高齢者や障害者に対する支援体制の強化が求められました。
新たに導入される日進市道の駅では、指定管理者を選定する際の基準や、運営方針についての質疑が行われたものの、従来の観光施設と異なり、地域振興と直結する施策としての重要性が再確認されました。
最後に、各種補助金の取り扱いや、県からの支援についての質疑もあり、令和4年度決算における財政状況の透明性を確保するためのさらなる取り組みが求められました。この定例会での議論を通じて、市民への責任あるサービス提供が引き続き強調されています。今後も、市の各種施策が実施される中で、議会や行政の連携が不可欠であることが再認識されました。