令和5年12月22日に行われた第4回日進市議会定例会では、さまざまな議案が議題に上り、多くが審議され、可決された。中でも特に注目されたのは、日進市部設置条例の一部改正及び従来の条例に関する改正が行われたことである。
議案第85号の討論において、総務文教委員会の川嶋恵美委員長は、こども家庭センターの設置による支援体制の強化を図る必要性を指摘した。具体的には、「新たにできるこども家庭センターは、地域福祉や介護との連携体制を強化しており、地域支援のスピードアップに寄与する」と述べた。
また、議案第87号に関する議論も重要なテーマであり、日進市議会の議員報酬及び手当の見直しが図られた。この改正案の採決では、議員からの賛否が分かれ、議員の中には「今の経済状況の中で、賠償の引き上げは不適切だ」と反対意見も上がった。
さらに、補正予算に関する議案も多く承認された。令和5年度の一般会計補正予算について、予算決算委員会で小野田利信委員長が報告し、「今後も市民の生活を支えるため、必要な施策が実行されるべき」と強調した。
決議案としては、「ガザ地区における平和の実現を早期に求める決議」が提出された。しかし、賛否が分かれ、一部議員からは反対意見も出た。反対の理由として、「特定の地域だけに焦点を当てるのではなく、世界中の平和を同時に求める必要がある」と疑問が呈された。
このように、議会では賛否の意見が交錯し、各議案や決議案についての活発な議論が展開された。今後の議会運営においても、市民に寄り添った施策が展開されることが期待される。