令和元年第2回日進市議会定例会が開催され、市民の生活に関連する多くの重要なテーマが議論された。国民健康保険税の引き下げや大規模校解消のための新設学校推薦、さらに市役所支所設置の要望などが多くの議員から提起された。特に、国民健康保険税については、4年連続での引き上げが予定されていることが懸念され、代表的な事例が示された。例えば、65歳以上の世帯は、年金所得100万円に対し、税負担が増加している現状が指摘された。これは地域の生活に非常に影響が大きいとされ、今後の対応が求められる。
また、教育関連でも特に注目を集めたのは子どもたちのための教育環境改善だ。大規模校の存在が問題視され、より多様な教育環境の整備が求められる中で、各学校の教室数や使用可能な教室についての具体的なデータも示された。日進市での農業振興に関わる議論もあり、農業者の高齢化が進む中での支援策が求められた。特に、担い手の育成や6次産業化への支援が重要なポイントとして挙げられた。
この会議では、口腔アレルギーに関する取り組みも議題に上がり、特に健康寿命を延ばすための具体的な施策や認知活動の必要性が強調された。災害時の電源確保に関する議論も活発に行われ、蓄電や電気自動車の活用についての意見が交わされた。
地域防災計画の策定も重要なテーマとして取り上げられ、国土強靱化地域計画の策定予定についての意見交換が行われた。市民生活に直結する重要なテーマが多く取り上げられ、今後の市政運営に大きな影響を与えることが期待される。市民の声をどのように政治に反映していくか、議員たちの真摯な姿勢が印象的であった。