令和元年12月28日、日進市議会は第4回定例会を開き、13の議案を審議した。
会議は午前9時30分から開会され、議長の挨拶に続いて、市長の近藤裕貴氏が議案の概要を説明した。
本定例会では、特に日進市下水道事業に関する条例の制定が焦点となっている。この条例は、公共下水道事業及び農業集落排水事業に地方公営企業法を適用することを目的としている。
近藤市長は「本市の下水道事業における財務基準を明確にし、効率的な運営に資するものである」と強調した。
また、議案第85号として日進市部設置条例の改正が提案され、市民サービスの向上を図るため、企画部を総合政策部、生活部を生活安全部、こども福祉部をこども未来部にそれぞれ改名する内容が盛り込まれている。
議案第86号では、市議会の議員報酬についての規定が見直され、期末手当の支給月数が3.4カ月分に改定される。
さらに、議案第89号は災害弔慰金の支給に関する規則の一部を改正し、改正内容としては、災害援護資金の償還金支払いの猶予などの新たな規定が設けられる。
議長の萩野勝氏は、「これらの議案が安全で安心の町作りに寄与することを期待している」と述べた。
会期は23日間と決定され、全議案が順調に進んでいる様子がうかがえた。議会は12月20日までの間にさらに詳細な議論を続ける予定である。