令和3年第3回日進市議会定例会では、交通網や子ども支援、アスベスト対策など重要な議題が話し合われた。
最初に、交通網の再編について、生活安全部長の萩野一志氏は、くるりんばすについての予算の増加が重要であると強調した。特に、現在のバス運行体制の見直しが必要であり、高齢化社会に向けて利便性を高める必要があると述べた。
次に、子どもたちの体を動かす機会を提供するための取り組みについても言及された。教育長の久保田力氏は、コロナ禍においても子どもたちの運動の機会を確保するため、感染対策を講じつつ様々な活動を行っていると説明した。また、体育の実施に際しての工夫も求められている。
さらにアスベスト対策についても議論がなされた。この問題に関して、建築物からの除去や調査に対する補助金制度について、都市整備部長の伊東敏樹氏は、他の市町では制度を導入しているが本市にはまだないと説明した。アスベストに関する調査はすでに行われているものの、具体的な補助金制度の導入は検討段階にとどまっている。
また、市民参加については、市民の意見を定期的に聞くワークショップが行われ、多様な意見を反映させることが重要であると確認されている。この点において、生活安全部長の萩野氏は、地域での声を拾う取り組みを今後強化していくとした。
最後に、全体を通して市議会は、市民の生活の質を向上させるためにどのような施策を進めるべきかを検討しており、その結果を来年度の予算編成に反映する意向を示した。特に、交通施策や子ども支援対策における予算の重要性が強調されていた。