日進市議会は令和2年第3回定例会を開議し、様々な議案について質疑を行った。特に令和元年度の日進市一般会計決算に関しては質疑が集中した。議案第63号の質疑では、山根みちよ議員が、公共交通対策費の推移について触れ、「バス路線維持対策費補助金の未記載の理由は何か」と確認した。生活安全部長の萩野氏は、「補助金の利用状況から計上した経緯が異なるため」と答えた。
また、川嶋恵美議員が教育課題に焦点を当て、「コロナ禍における対策が教育現場にどう反映されているか」と法的な観点から質疑した。学習教育部次長の加藤氏は、「児童の補助教員体制は十分で、新型コロナ対策は万全を期している」と明言した。
続いて、国民健康保険特別会計についても議論がありました。ごとうみき議員は、国民健康保険税が4年連続で値上がりした要因を問うと、健康福祉部次長の加藤氏が、「保険基盤の安定化に伴い、率を見直さざるを得なかった」と説明した。
さらに、令和2年度補正予算における施策は、住民の保健衛生を強化するための重要なポイントであった。「インフルエンザ予防接種を65歳以上に無償提供することは、市民への大きな支援になると考えている」と近藤市長は強調した。
結論として、本議会においては、財政状況や教育、健康を巡る重要議題が幅広く取り上げられ、今後の施策に影響を与える見通しである。議案第82号までの質疑を行い、最終的にすべての提案が委員会に付託されることとなった。